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第96回日本整形外科学会学術総会(原田俊太郎)

この度、5月11日〜14日の期日で岡山大学尾崎敏文会長のもとパシフィコ横浜で開催された第96回日本整形外科学会学術集会に参加してきました。秋田大学からは多くの演題が採択され、全国に秋田大学の教室としての力を示す結果となりました。中には複数演題採択されている先生もおられ、自分自身も精進していかなければと感じました。

コロナ禍が明けて初めての日整会であり、数年ぶりに現地での同門会が我らが木下隼人幹事の先導のもと開催されました。横浜中華街はあいにくの雨模様でしたが、その雨を吹き飛ばすほどの大盛り上がりを見せました。

本来であればバスケットボール、サッカー、野球などの親善スポーツ大会が開催されるはずでしたが今回屋内競技のバスケットボールは残念ながら開催されない結果となりましたが来年度はかならず復活すると思われますのでそれまで身体と心を整えていきたいと思います。

令和5年 阿仁運動器検診(阿部寛道)

2023年4月19日〜21日の3日間、北秋田市阿仁地区で久しぶりの運動器検診を行いました。
2009年から毎年行っていた検診ですが、コロナ禍もあり2019年以来4年ぶりの開催のようでした。検診では、握力、下肢筋力、背筋力といった筋力測定の他、スパイナルマウスを用いた脊椎アライメントの測定、立ち上がりテスト、2ステップテストといった“ロコモ度”をチェックするテストを行いました。ロコモティブシンドロームとは、骨や関節、神経、筋肉などの運動器の障害が原因で移動する機能が低下した状態のことです。以前から参加されている住民の皆さんにとっては、過去の自分の結果と比較することで、今後の日常生活での運動習慣に活かせますし、初めて参加した皆さんも現状の運動機能を把握する良い機会であったのではないかと思います。
私も実際に「立ち上がりテスト」を行い、10cmの台からの片脚での立ち上がりにやや難儀したので、日々の運動・筋トレをサボらず行おうと心に決めました。

今回も例年通り、秋田大学医学部CC2の6年生3名、CC1の5年生7名にもお手伝いいただきました。住民の方々に優しく丁寧に説明し、測定を行う姿がとても印象的でした。大変お疲れ様でした!

住民の皆さんの健康に少しでもお役に立てるよう、来年度以降もこの運動器検診を継続していく予定です。


論文掲載報告(三浦隆徳先生 International Journal of Environmental Research and Public Health)

整形外科学講座大学院所属(田沢湖病院)の三浦隆徳先生の論文掲載について、

秋田大学大学院医学系研究科・医学部HPにてご紹介いただきました。

https://www.med.akita-u.ac.jp/news/20230105_4.html

三浦先生の益々のご活躍を祈念いたします。

書道部書き納め

2022年も残りわずかとなりました。

12月30日、秋田大学整形外科書き納めが行われました。

宮腰教授はじめ、6年生の山羽健士郎くんも参加し、みな集中して書に臨みました。

本年も誠にありがとうございました。

第85回秋田書道展一般一科 「秀作」を受賞して(齊藤英知)

第85回秋田書道展一般一科 「秀作」を受賞して

2022/11/7記 

秋田大学整形外科 書道部部長 齊藤英知

この度、2022年10月29日から11月2日まで第85回秋田書道展(秋田魁新報社主催)が秋田市中通のアトリオンで開催されました。

秋田書道展は県内最大の書道展で、小学生から一般までを対象としており、書道展は学生と一般の部で入賞384点、入選161点が審査により決まりました。一般には一科と二科があり、ざっくり言うと作品の紙の寸法の違いです。一科の方が大きく(横2尺縦8尺:天井からぶら下げるサイズ)、二科はいわゆる条幅サイズ(掛け軸にちょうどいいサイズ)です。比較的決められた約束の範囲内で作風を出せる「自運漢字」と古典を似せて書く「臨書漢字」があります。その他にも「自運かな」「臨書かな」「調和体(近代詩文)」「篆刻・刻字」などのジャンルもあります。賞については、上から「推薦」「特選」「秀作」「褒状」「入選」があり、「推薦」を3回受賞すると書道の先生を名乗ってもいいとされている「無鑑査」として出品が許されます。最高賞である「魁星賞」はこの「無鑑査」として出品された作品から審査され2点が選出されます。

秀作を受賞

2021年に秋田大学整形外科書道部の初代部長を拝命し、2021年9月から瀾の会という教室に通い、長沼雅彦秋田大学名誉教授のご指導の下、書道のいろはを習い始めました。2022年1月に行われた「第44回瀾の会書展」で、人生初の書展に出品し、書道部としての活動の第一歩を記したことを整形外科ブロクでご紹介させて頂きました。その後、地道に活動を続け、今回の第85回秋田書道展への出品となりました。私は一般一科「自運漢字」というカテゴリーに挑戦しました。題材は、「書譜」といって、中国は唐の時代(687年)に孫過庭という人によって書かれた優れた書論として高く評価されているもので、典型的な草書体で書かれた長文であり、真跡(紙にかかれたもの)が今に伝えられていて細やかな運筆もよくわかり草書を学ぶには最適な古典といわれているものを、長沼先生にご指導戴き、隷書として作品化されました。作品としては以下となります。

懸針垂露之異,奔雷墜石之奇,鴻飛獸駭之資,鸞舞蛇驚之態,絕岸頹峰之勢,臨危據槁之形 書譜之一(節) 英知

限られた時間の中、43文字を白と黒の空間をバランスを意識しながら、一文字一文字の筆法も意識するとバランスが崩れてなかなかうまくいかなくて泣きそうにもなりました。書き込んでいくうちに、墨の濃淡によるにじみとかすれ、空間のバランスなど、たまたまうまくいった一枚が写真のものです。審査の結果ですが、「秀作」を受賞させて頂きました。自分でも身に余る賞を頂いたと感じております。

秋田大学整形外科は、前島田洋一名誉教授のご指導の下、スポーツに秀でた選手が数多く入局してくれ、その情熱で全国に誇れる業績を出し、非常な発展を遂げて参りました。書道部顧問でもある宮腰尚久教授の下では、さらなる発展と人材育成、教育も兼ねて、整形外科開闢以来初となる書道部を立ち上げました。若手の新進気鋭の脊椎外科医の笠間史仁先生は、筆さばきがよくなると手術の電気メスさばきもよくなった「電気メスの先に神経が通った」と述べております。佐藤貴洋先生は、昨年の筆納め会に出席して、「一生懸命に字を書すことで、心が研ぎ澄まされる感じがして非常に良かった。」と述べています。参加者にとって書道との対峙の仕方はまさに多様性があり、我々秋田大学整形外科は、多様性のある医局として、意欲と好奇心に満ちた若手の先生方と一緒にこの整形外科という分野を盛り上げていきたいと考えております。

秋田大学整形外科書道部は、いつでもご興味ある先生方をお待ちしております。

畠山雄二先生が秋田県医師会医学奨励賞を受賞しました

同門の秋田赤十字病院 畠山雄二先生が、今年度の秋田県医師会医学奨励賞を受賞すること になりました。 

畠山先生が長年にわたって行ってきた、雪下ろし外傷の研究の功績によるものです。 この研究は、秋田の雪下ろし外傷の疫学調査にもとづいた要因分析により予防対策を 提唱し、その結果、外傷が減少したことまでの経過をJ Orthop Sciにも報告している 大変優れた研究です。

畠山先生の益々のご活躍を心からお祈り申し上げます。

新入局!

本日、新入局の挨拶がありました。

岩渕 圭一郎(いわぶち けいいちろう)先生

大曲厚生医療センターで初期研修中です。

仲間が増え、とても嬉しい限りです。

岩渕先生のご活躍を心より期待しております!

島田洋一名誉教授 日本義肢装具学会飯田賞本賞受賞

当科名誉教授の島田洋一先生が、日本義肢装具学会飯田賞本賞を受賞されました。

受賞理由は「永年の先端機器を用いたリハビリテーション医療に関する研究と実践」です。

義肢装具分野でも、装具と機能的電気刺激(FES)のハイブリッド、そしてリハビリテーションロボットの臨床導入にご尽力され、学会では副理事長ならびに2019年度の第35回日本義肢装具学会学術集会大会長を務められました。

島田洋一名誉教授のご健勝とますますのご活躍を心より祈念申し上げます。

新入局!

本日、2名の先生が新入局の挨拶をされました。

東条 元旗(とうじょう げんき)先生

長岡 佑樹(ながおか ゆうき)先生

お二人とも大曲厚生医療センターで初期研修中です。

医局は教授はじめ、嬉しさのあまり朝からソワソワしていました笑

今後のお二人のさらなる大活躍に期待しています。

第119回東北整形災害外科 若手症例報告セッション優秀演題賞受賞(富永健太)

2022年6月3日、4日に東北医科薬科大学の小澤浩司教授を会長として第119回東北整形災害外科が開催されました。仙台国際センターでの現地開催とオンラインのハイブリッド型での開催となりましたが私は残念ながら現地開催は叶わずオンラインでの参加となりました。

私は若手症例報告セッションで“骨折を伴わない足関節開放性脱臼に外傷性後脛骨筋腱脱臼を合併した1例”という演題を発表させていただき、幸運にも優秀演題賞をいただくことができました。

稀な外傷である足関節開放脱臼に、これもまた稀な外傷である外傷性後脛骨筋腱脱臼を合併した症例に対し外科的治療で良好な成績を得たという報告です。

バスケットボール中の受傷でしたが術後早期にバスケットボールに復帰することができ整形外科冥利に尽きる症例でした。

昨年の東北整形災害外科学会でも優秀演題賞をいただいており2年連続で受賞することができました。

ご指導いただいた先生方、診療に関わっていただいた全てのスタッフにこの場をお借りして深謝いたします。

今後ともご指導の程何卒よろしくお願い申し上げます。