第5回秋田県骨粗鬆症PTH治療研究会報告(大内賢太郎)

2014年11月13日、第5回秋田県骨粗鬆症PTH治療研究会が秋田市ビューホテルで開催されました。骨粗鬆症に対する治療は昨今の高齢化社会ではますます重要になってきており、当日は整形外科医はもちろん開業されている先生方も数多く参加されていました。

まず一般演題として北秋田市民病院の相澤俊朗先生から、「Atypicalな非定型骨折に対してPTHを使用した2例」の発表がありました。2例とも骨粗鬆症の内服治療を数年続けておりましたが、転倒し大腿骨の骨折を受傷。X-rayの所見から非定型骨折の診断となり、手術後にPTH製剤を使用し良好な骨癒合が得られたという症例でした。骨密度や骨代謝マーカーの変化も提示して頂き、大変参考になりました。骨強度の増加だけではなく、骨癒合促進効果もあると言われているPTH製剤の効果を再認識した症例でした。

次に特別講演として、JCHO東京新宿メディカルセンター脊椎脊髄センター長の川口浩 先生に御講演頂きました。演題は「骨粗鬆症治療薬ラッシュの中での各製剤の最新レビュー:骨形成促進剤の役割」です。骨リモデリングの機序や骨代謝回転と骨折リスクの関係、骨強度について、さらには現在使用されている骨粗鬆症治療薬それぞれのレビューなど、非常に盛り沢山な内容でした。自分は大学院で骨代謝グループに属して研究を行っており、知識の再確認になるところや新しい知見などあり興味をもって勉強させて頂きました。質疑応答では、ビス剤使用後の薬選択や骨代謝マーカーの使い分けなどについて川口先生の方法を教えて頂き、大変参考になりました。

今回の研究会で学んだことを日々の臨床に役立てていこうと思います。