第17回欧州リウマチ学会(EULAR 2016)参加報告(杉村祐介)

2016年6月8~11日にイギリス・ロンドンで開催されたEuropean League Against Rheumatism (EULAR) 2016へ参加してきました。 メンバーは、柏倉剛先生、浦山雅和先生、小林志先生、伊藤博紀先生、相澤俊朗先生と私の6名です。AORAとしてEULARに参加するのは2012年のドイツ・ベルリンに始まり、今回で5回目となります。今回は、我々AORAから5演題が採択されました(ポスター発表1演題、Abstract採択4演題)。AORAからの演題採択は3年連続となります。今回私は、学会4日目のポスターセッションで、トシリズマブで4年間治療を行った関節リウマチ患者において関節エコーでのパワードプラー所見とX線での関節破壊進行度の関連性を調べた内容の「Correlation between positive blood flow signal on joint ultrasonography and progression of joint destruction in patients with rheumatoid arthritis treated with tocilizumab for 4 years」という演題を発表して参りました。 会場では世界の多くの国からの参加者の中で、日本人の発表も多くみられ、特にアジア圏では日本からの発表が多いです。関節リウマチの診療、研究に対する意識の高さを感じます。 会場を一足出るとロンドンの街には有名な観光名所が多くあり、距離的にも遠くなく、バッキンガム宮殿、ビッグベン、タワーブリッジなど、立ち寄って観ることができました。ホテルの近くにはハイドパークという巨大なとてもきれいな公園があり、一部のメンバーで早朝ランニングも行いました。 ただ事前の情報通り、ロンドン名物のフィッシュアンドチップスは初日に食べた以降、食べたいという意見は出ず、中華料理に流れたりという具合でした。 今回の学会参加、発表を糧に、今後もAORAの研究、臨床共に活動をさらに発展させていけるよう頑張りたいと思います。 このような機会を与えて頂いた島田洋一教授はじめ、医局の先生方、また学会不在中の診療の支援をして頂いた先生方に深謝いたします。

中通総合病院   杉村祐介

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