骨粗鬆症と糖尿病を考える会  (粕川雄司)

平成27年6月18日木曜日「骨粗鬆症と糖尿病を考える会」が開催されました.高齢化が急速に進んでいる今日,高齢者の方々が自立して生活できる“健康寿命”を維持することは,寝たきりや介護を必要とする方々を減らすためにとても大切になっています.その点で骨粗鬆症と糖尿病は,それぞれ関連し高齢者の日常生活動作を悪化させるため,その予防と対策は健康寿命を維持するためにとても重要になっています.

最近,糖尿病と骨粗鬆症やロコモティブシンドロームに関する研究・論文が少しずつ増えており,今後糖尿病と運動器疾患についての理解を深めていき,その治療にあたることが重要なことだと認識しました.

特別講演では,秋田大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝・老年内科学講座 教授 山田祐一郎先生より「糖尿病と骨粗鬆症」についての御講演をいただきました.糖尿病と骨粗鬆症の関連について,基礎的なことから詳細に御講演いただき,また新しい糖尿病治療薬であるインクレチンの骨代謝・骨粗鬆症に対する効果についてのお話しは,大変勉強になりました.

今後,さらによりよい診療を行っていけるように,それぞれの疾患についての理解をさらに深めていきたいと感じました.当日は,たくさんの方々にご参加いただきありがとうございました.?????????? ??????????