第55回日本リハビリテーション医学会学術集会(井上純一)

2018年6月28日〜7月1日の4日間、第55回日本リハビリテーション医学会学術集会が福岡で開催されました。本学会はハビリテーション科のみならず、整形外科を含め、多種多様な科・職種が関わる全国規模の学会です。秋田大学からも総勢16名が発表しました。2020年に京都で秋田大学が主幹で実施する学会であり、今回は発表の場というだけでなく、2年後の準備段階としても非常に重要なものとなりました。

初日からポスター発表や一般口演などの場で秋田大学が活躍しました。特に初日には宮腰尚久准教授よりランチョンセミナー、3日目には島田洋一教授よりランチョンセミナー・特別講演、松永俊樹准教授の合同シンポジウム、4日目には本郷道生講師、松永俊樹准教授の合同シンポジウムなどがありました。2日目の夜にはUCSFの長尾正人教授、韓国のウルサン大学のMin Ho Chun教授をゲストとしてお招きした会食がありました。Chun教授から医学教育やリハビリテーションに関して日本と韓国との違いなどのお話があり、今後リハビリテーションに携わっていく上で非常に参考になりました。発表の中には、脊髄再生医療の発表もあり、脊髄再生医療に伴うリハビリテーションの重要性を再認識しました。今後のリハビリテーションロボットの開発・研究により一層邁進していきたいと強く感じました。

学会全体を通して、非常に多くの分野からの発表があり、自分の今後の診療・研究を行う上で、視野を広げることになったと思います。この経験を活かしていきたいと思います。