第8回秋田県脊椎脊髄病セミナー(石川慶紀)

2015年5月15日(金),秋田ビューホテルにて第8回秋田県脊椎脊髄病セミナーが開催されました.講師の先生に,愛知厚生連江南厚生病院副院長兼脊椎脊髄センター長,金村徳相先生をお迎えし,『側方経路腰椎椎体間固定術LLIFの可能性と限界』というご講演をいただきました.

LLIFとはLateral Lumbar Interbody Fusionのことで,日本ではここ1-2年の間に普及しつつある手術です.その代表としてXLIF(Extreme Lateral Interbody Fusion),OLIF(Oblique Lumbar Interbody Fusion)などという術式が挙げられます.

特にXLIFは全国でも限られた医師と医療機関でのみ行われ,講習を受けた医師のみが行える手術で,秋田では2人の医師がこの許可を得ております.手術では側腹部に短い切開をいれ,高度の脊柱変形を矯正したり,神経を直接触らないで圧迫を解除したりすることが可能となっており,従来法と比較し,手術時間,出血量ともに大幅に低減,手術が低侵襲となりました.

金村先生は早くからこの手技を取り入れ,日本で一番はじめにXLIFを行ったトップランナーの先生として知られております.

今回のご講演では,特にそのアプローチにおける解剖学的特徴や,注意点,多くの手術症例から得られましたご経験,合併症やその対策など,多岐にわたるお話を伺うことができました.新しい知見も多く,目から鱗が落ちる思い,わずか1時間のご講演でしたが,たいへん勉強になりました.脊椎外科医以外の先生にもわかりやすい様にご配慮いただいた内容で,参加された医学部学生さんや研修医の先生,関節外科専門の先生,開業医の先生など,全ての先生方にご満足いただけた講演でした.

金村先生,お忙しい中秋田までお越しいただき,本当に有難うございました.

conv0001               懇親会の場で金村先生を囲んで