第8回秋田県整形外科RAトータルマネージメントフォーラム(杉村祐介)

11月7日、第8回秋田県整形外科RAトータルマネージメントフォーラムが開催されました。今回は特別講演に、東京大学整形外科講師の門野夕峰先生にお越し頂きました。

「関節リウマチと骨粗鬆症」のご講演では、基礎学術的な内容から、臨床の話題まで幅広い内容を分かりやすくお話してくださいました。特に日本最大級のRAコホートである「NinJa」からもたくさんのデータをご紹介いただきました。

関節リウマチ患者では、その疾患自体による骨粗鬆症、また治療薬の影響による骨粗鬆症を避けて通ることはできず、骨粗鬆症治療も早期から並行して行う必要性を説明してくださいました。

一般演題1では南秋田整形外科、杉村祐介が「AORA関節リウマチ患者における骨粗鬆症の検討」を発表しました。AORA関節リウマチ患者の椎体骨折の有病率を調査し、骨折患者は年齢が高くステロイド使用が多いことを報告しました。

一般演題2では由利組合総病院、野口英明先生が「関節リウマチ患者の大腿骨転子部骨折骨接合術後の歩行能力について」を発表しました。関節リウマチ患者の術後の歩行能力獲得は、非関節リウマチ患者に劣らないと報告しました。

今後、我々AORAも活動をさらに発展させていけるよう、頑張りたいと思います。